そういえば、今話題になってるバジェットキャップについて私の意見を書いてませんでしたね。

まずバジェットキャップですが、私は基本的な考えには賛成ですね。増え続けていた予算をある程度制限するのは良いことですし、全チームフェアな戦いができるのはスポーツにとっては有益なことだと私は思います。あと、一部の人が言っている予算制限をするとF1としての価値が低くなるというのは私はないと思います。限られた予算の中で最高のマシンを作る。そうすれば、F1としての価値は無くならないんじゃないでしょうか。
ただ、来年から導入するという部分と予算制限を守ったマシンと守ってないマシンが混在してレースをするいわゆる二重構造の部分に関しては反対です。

来年からというのはやはり巨大メーカーにとっては難しいと思います。いきなり大幅な予算制限をしてプライベーターと同じ条件でやるというのはあまりにもリスクが高すぎますしね。こういうレギュレーション変更についてはもっともっと議論する必要があると思います。2011年からというのは賛成ですが。

あとは二重構造ですが、これは議論する必要もないでしょう。F1という世界のなかで二つの異なるマシンが走るというのはナンセンスですよ。そんなことをしたら勝利の重さやチャンピオンの重さが無くなってしまいます。

ま、こんな感じで制度自体には私は反対しません。ただ、それはFIA側とチーム側が充分に議論し、お互いが納得したらのことで、今のように議論も中途半端で来年レギュレーションに加わったら参戦しないというチームが沢山あるというこの状況の中で無理矢理レギュレーションに加えるというのは良くないことだと思います。モズレーフェラーリがいなくてもF1は問題ないなんていう挑発的な発言は控えたほうがいいと思いますよ。フェラーリファンは気分良くないし、なによりフェラーリが離脱するというのはF1全体の損失に繋がることにもなりますからね。